日本本社主導によるグローバルトラベル管理体制の構築により、ガバナンス強化とコスト削減を実現

  • ガバナンス強化
  • コスト削減

業種:半導体

ご相談内容

グローバル企業として今後のさらなる成長を見据え、人事・経理制度のグローバルでの統一を進めている。その一環として出張規定に関わる旅費についても見直しを行いグローバルで管理していきたいが、課題として、①世界20ヶ国で異なるTravel Management Company(TMC)を利用している、②国ごとに粒度の異なるトラベルポリシーが定められている、③各国における手配内容や遵守状況を把握できていない状況、があり出張データの可視化やそれに基づくコスト管理自体ができていない。
グローバルでTMCを統一することにより、まずは出張データ全体を可視化してコスト管理をし、削減につなげていきたい。

施策
  • 当社およびCWTのシステムを導入することにより、グローバルレベルで統一したフォーマットで出張データを可視化
  • 顧客企業の管理体制に合わせて当社およびCWTの専任担当者を配置、グローバルトラベル管理体制を構築
  • グローバルで統一されたトラベルポリシー策定のためのコンサルティング
  • グローバルトラベルポリシー遵守徹底を実現するオペレーション体制の構築と、遵守状況を把握するためのデータ集約
  • 現地法人が管理していたホテル企業契約レートを集約し、JTB-CWTが管理、グローバルでの統一企業契約レートの利用を徹底

導入効果

当社およびCWTのシステムやネットワークを活かしてグローバルトラベル管理体制を構築し、策定したグローバルトラベルポリシーの遵守徹底やグローバルでの統一企業契約レートの利用徹底を促進した結果、初年度は7.8%、2年目は8.5%のコスト削減を実現。
またグローバルトラベルポリシーを遵守し、かつより効率的な出張手配を可能にする海外オンライン予約ツール(Concur Travel)の導入を完了。
顧客企業のグローバル・トラベルマネジャーを対象に定期的に実施している当社への評価アンケートにおいて、総合満足度としては10点満点中9点を獲得。
グローバルトラベル管理は欧米では定着しつつある取り組みであるものの、日本ではなかなか浸透していない中で、日系企業が日本主導でグローバルで管理を行なう先進的事例となっている。