クロストークJTB-CWTの人財育成

社内表彰制度で、入社4年目にして最優秀トラベルコンサルタントに輝いた青柳雪乃さん。
新入社員時代からその成長を見守ってきた当時の上司、メンター社員とともに、これまでの道のりを振り返ります。

  • 柏木 小夏 KONATSU KASHIWAGI BTM第4営業部 営業課 2011年度入社
  • 青柳 雪乃 YUKINO AOYAGI BTM第4営業部 オペレーション1課 2014年度入社
  • 遊橋 秀年 HIDETOSHI YUHASHI BTM第4営業部 オペレーション1課
    担当課長
    2007年度入社

3人のかかわりは?

柏木
青柳さんが入社1年目のとき、私はメンター社員といって、新入社員の仕事と精神両面を支える役割を担いました。同じ企業を担当するトラベルコンサルタントでもあったので、青柳さんの2年目以降も、チーム替えがあるまではずっと隣の席で一緒に仕事をしていました。遊橋さんは当時同じグループの先輩で、その後グループリーダーとなってからも長く私たちを指導してくれていました。現在私は同じ部内の別の課に異動してしまいましたが、今でも仕事で関わることが多く、また仕事以外でも仲良しのメンバーです!

青柳さんが入社したころ、何が一番不安だった?

青柳
一番は、仕事がうまくできるかどうか、でした。お客様とちゃんと電話でお話しできるのかなぁとか。理解するのと実際にできるのとでは違うので。私は元々、思っていることをことばにするのが苦手な方だったので、自分の伝えたいことが相手に伝わるのかどうか、不安でいっぱいでした。

新入社員の青柳さんの印象は?

柏木
自分より4つくらい年下の青柳さんのメンターになったので、ジェネレーションギャップがあるのかなと心配していたけど、青柳さんは最初からコミュニケーション能力が高かったので違和感無かったです。

遊橋
たしかに。(コミュニケーション能力が)高かったよね。

柏木
一緒に仕事をしていく中で、ちょっと落ち込みやすいところがあることが分かってきたので、そのフォローをどうしていこうかなと考えるようになりました。

遊橋
最初は特に自信の無さが態度に出ていて、声が小さくなったりすることもあったけど、話し始めるときちんと的を得て話していたりとか、「それ、チーム朝礼で言ってみよう」とアドバイスしたときも、皆の前でしっかり臆せず話していたりするところを見て、この子はきっと伸びる、と感じていました。

柏木
確かに。今とは違って自信が無さそうなタイプだったね。

青柳
本当に、何をするにも自信がなかったんです。

遊橋
新入社員なので当然失敗もあって、そのたびに自信をなくしていたみたいだったけど、それが良かったんじゃないかな。あるとき、急にぐんぐん強くなった。

柏木
失敗した分だけ学んだよね。

青柳
ミス報告めっちゃ書きました!

柏木
書いたねー(笑)

遊橋
それに比べて今は、最優秀トラベルコンサルタント賞だからね。チームが変わってからもゆっきー(青柳さんの愛称)の良いところはずっと見てきたけど、同じチームだった頃と比べて活躍の全ては見えていなかった。だから、受賞理由をゆっきーの当時の上司から聞いたときは、そこまでできるようになったんだ、と感慨深かった。

柏木
私自身、メンターという役割は青柳さんの他にも何度か経験してきたけど、担当した後輩の中で初めてゆっきーが受賞した。ただただ嬉しかった。すぐに声をかけにいったよね。「育てたのは私です!」と自慢してまわりたいくらい誇らしかった(笑)

青柳
ありがとうございます。いつかは取りたいなと思っていたけど・・・(照)

2人の先輩について、印象に残っているエピソードは?

青柳
小夏さんが新入社員ノート(*)に毎月書いてくれるコメントが、いつも心にしみました。私が失敗ばかりするので小夏さんをいらいらさせていないか心配だったが、そんな心配が吹き飛ぶような温かい言葉ばかりで。「自信をもって」「あの対応良かったよ」とか。本当にそれが心の支えになっていました。
遊橋さんは、私がすごく大きなミスをしたときに、もちろん怒られたんですけど、何とか助けようと奮闘してくれたのを覚えています。VIPのお客様の予約を誤ってキャンセルしてしまった大事件だったから、私クビになるのかな、くらいに思いつめていたけど遊橋さんが満席の便の中で粘り強く探して何とか1席確保してくれた。本当に頼りになると改めて思いました。

  • (*)新入社員ノート:入社1年目に使用するノート。新入社員が毎月の目標を立てたり、自身の成果と反省を記すページがあるだけでなく、メンター社員、リーダー、課長など、本人の周りの社員が毎月新入社員に向けたコメントを記入し、日々の成長を見守っていく。

遊橋
俺そんな怒ったかな、恥ずかしい。(笑)でも自分だけではなくてチームメンバーや上司も、みんなでサンフランシスコ行きの便を探して、何とか見つけたんだよね。

逆に先輩2人が、青柳さんについて印象に残っていることは?

柏木
青柳さんが3年目になって、初めてメンターを務めたこと。私はまだ同じチームにいて、斜め向かいの席からゆっきーを見ていたんですが、すっかり先輩になったなと感じました。自分が失敗したことや、私が教えたことを後輩に伝えてくれているのが見えたのも、嬉しかった。気にしていないふりをしながら、2人の会話を耳をダンボにしてよく聞いていた。(笑)

遊橋
チームを離れて今は2年くらい経つけど、社内プロジェクトで久しぶりに一緒に仕事をしたときに、青柳さんが発言にとても自信をもっていて、さらに重みのある発言をしてプロジェクトの方向性が変わったりしたときには、先輩後輩関係なく、正直にすごいなと思った。

青柳
チーム替えでメンターから離れることになったとき、すごく心配だったんですけど、そこでやっと自分がちゃんとしなきゃという責任感を持てた気がします。

遊橋
こなっちゃん(柏木さんの愛称)と俺、同じ時期にチーム変わっちゃったんだよね。

柏木
私たちのチームは色々な規模や業界のクライアントをたくさん持っていたので、チームで助け合いつつも、メンバーそれぞれが責任を持って仕事をコントロールする必要性があった。自分の仕事をやりきる、みたいな練習が若いときからできていたのが良かったのかもね。今もそういう姿勢が染みついていると思う。

青柳
その後もチームを何度か移ったんですが、巡り合わせで今1年目に担当した企業をまた担当させてもらっているんです。あの頃あんなに苦戦していたことも、経験を積んだ今は余裕を持ってできていると思います。

「チームで育てる」雰囲気について

青柳
いつも感じていることなんですが、新入社員や中途入社の方など新しい人が来ると、メンターだけでなく、結構みんなでサポートしようとしますよね。私の入社前のイメージでは、新入社員はメンターに質問して、メンターはその上司に相談する、という風に一方通行な感じなのかと思っていたけど、新入社員ノートをみんなで回覧したり、「今この子はこういう経験が足りないから案件があったら声をかけてください」とか、チームの中で共有がよくされていて、メンターの先輩以外からも気にかけてもらっているのが分かる。

柏木
メンター以外にも頼れる雰囲気はあるよね。

遊橋
人をすごく大切にしているのは前から感じていたけど、特に新入社員の育成はもちろん、何年目になっても誰かに育ててもらっている感じがある。今の役職についてからもまだいつも誰かに色々教えてもらっているし、気にかけてもらっていると感じる。それにこの立場になって分かったこととしては、部下を着実に成長させるために、決してその人の良さをつぶしてしまうことのないように、適度にチャレンジングな仕事を与えてくれる上司がこの会社には多いと思う。

JTB-CWTならではの人財育成

柏木
他の会社でもメンター制度があったりするけど、メンター社員と指導社員が分かれている会社も多いよね。仕事を教わる先輩と、相談する先輩が別、という。うちの会社は今のところメンター社員がどちらも兼ねているので、その分大変な部分はあるけど、その人をちゃんと理解するためには、仕事やプライベートのどちらか片方だけを見ていればいいというわけではないので、その人の根底からがっつり支える、という意味で有効だと思う。

遊橋
こなっちゃんは何年か前に海外派遣研修に行ったよね?

柏木
6年目のときですね。JTBグループ共通の制度で、グローバル派遣研修制度というのがあって、一定の条件を満たせば自ら手を挙げてチャレンジできる。私の派遣先はオーストラリアだったんですが、本当に色々な経験をさせてもらいました。あの濃い1年間は一生忘れないだろうな~。

青柳
うちの会社、結構頻繁に専門的なセミナーやトレーニングがたくさんありますよね。この間、中堅社員向けの「航空運賃払い戻し講習」に参加して。そういうのって何となく、新入社員とか若手社員しか参加しちゃいけないイメージがあるけど(笑)、「中堅社員向け」となっていたので、自分もまだ参加していいんだ、と思って安心しました。何年目になっても勉強したり情報を得る機会がある。経験を積んで、知識がついてきたからこそ聞きたいことが出てくることもあるし。

遊橋
若手のトラベルコンサルタントを対象にした独自研修の「Team institute」はとても良い機会だと思う。仕事の進め方をシェアしたり、グループに分かれて議論してアウトプットしたり。ランチとかで仕事以外の話をすることはたくさんあるけど、改めて自分のやっている仕事の意義を考えたりそこから派生して自分のキャリアビジョンを見出す子もいる。
私は中途入社なので前の会社との比較になるのですが、この会社は圧倒的に教育機会が多いと思います。学びたいと思ったら、何年かけても学びきれないくらいの通信教育や集合研修が豊富。そしてそれを、自ら学びたい!と思うような社員が多分集まっているんだよね。

柏木
それって当たり前じゃないんですね。

遊橋
普通は、会社以外の場で、お金と時間をかけて自分磨きをするのが当たり前。会社がそこまで手をかけてくれるのはすごいと思う。

青柳
あと最近は社内で勉強会をやることが結構あります。自分主催の勉強会を開くことで知識がより定着しますし、それが評価につながったりするので、モチベーションにもなります。

柏木
JTBグループ共通の教育機会もたくさんあるけど、グループ会社それぞれで仕事の内容が違うから、JTB-CWT独自の研修が多いっていうのは良いよね。

ビジネストラベルの新しい「常識」が、
始まっています。

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